英単語暗記法
Basic 基礎力養成 まずはここから!英単語暗記法
2009/5/25更新
INDEX
- ボキャビルのコツ1: まずは1冊、マスターする
- ボキャビルのコツ2: 関連単語をまとめて覚える
- ボキャビルのコツ3: 派生語をまとめて覚える
ボキャビルのコツ2: 関連単語はまとめて覚える
クローゼットから、昔のボキャビルノートが出てきました。こういうの、捨てられない性質なのです……。 せっかくなので、私の単語ノートを例に「芋づる式暗記法」をご紹介します。わからない単語を調べるとき、新しい単語を暗記するとき、以下の方法を頭の片隅にとどめておいてくださいね。
point1: 文章で覚える
Hydrogen and oxygen combine to form water.
(水素と酸素は化合して水を形成する)
この文一つを、何度もつぶやいて、丸暗記してしまいます。これだけで hydrogen, oxygen, combine, form と4つも単語を覚えられます。
point2~4: 類義語はまとめて覚える
「環境」という単語一つとっても、いろいろな単語があります。ここで挙げられているのは environment, surroundings, circumstances で、後の2つは「状況」というニュアンスです。「環境破壊」というときには使えないんですね……注意しましょう! また、「破壊」にはdistruction, disruption, deterioration などの類義語があります。
「環境を保護する」という言い方は、[protect, preserve, conserve] the environment などの言い方があります。preserve も conserve も「保存する」というニュアンスです。
point5: 反意語もチェックする
頭に un-, dis-, im-, in-, などの接頭辞(否定を表します)がついている場合は、それをはずした元の単語もついでに調べておきます。ここでは unprecedented なので un/precedent/ed と分けて考え、precedent をチェック!
precedent は「先立つ、前の」、その動詞形 precede は「先立つ、先に起こる」という意味だとわかります。これで3つの重要単語をまとめて押さえることができました
point6: 接頭辞もチェックする
なんかこれ、接頭辞っぽいなぁ……と思ったら、辞書で接頭辞らしき部分を引いてみます。
ここでは radioactive、いかにも2つに分解できそうですよね!
というわけで、radio/active と分けて考えます。辞書を引くと、radio-は「放射」という意味を持つ接頭辞だと判明。radio+active で「放射能を持った、放射能による」という意味になります。
これで、次に radio- という接頭辞を持つ新しい単語に出会ったとき、「これは放射、放射能に関連する単語だな!」とアタリをつけられるようになります。
※接頭辞・接尾辞に慣れるために、こんな本 もおすすめ! 語源や接頭辞ごとに単語が紹介されています。イラストもかわいい☆ ヒマなときにぱらぱらと眺めるだけでも効果ありです。
point7: 気になるときは、反意語もチェックする
acute disease(急性の病気)という単語に出会ったら……「では、“慢性の病気”は何て言うんだろう?」と疑問が湧いてきます。(湧いてきますよね!?)
そんな、ささいな疑問は面倒くさがらずにその場で解決! 辞書を引いて、chronic disease(慢性の病気)という単語もついでに覚えてしまいましょう。
point8: 例文をなるべく自分で作る
辞書を調べると、たいてい例文が載っています。それをなるべく自分流にアレンジして、オリジナルの例文を作ってみましょう。そのほうが覚えやすいです。市販の単語集で暗記するときも、例文がすでに載っていることが多いですが、できれば自分で少しアレンジしてみてくださいね。
中上級者の方には、覚えた単語を Google.com
で検索したり(フレーズ単位で検索したいときは、フレーズごと" "でくくってください。Google.co.jp より .com がおすすめ。)、オンラインの英英辞典(私は
LDOCE
を使っています)を引いたりして、ネイティブ作の例文をチェックすることを強くおすすめします。 ナマの使用例に、できるだけ多く触れましょう!